Laundry Symbols の統一
日本で、衣類や布製品に表示されている洗濯やアイロン等の表示、
通称「洗濯絵表示 / 取扱表示」
その内容はJIS(日本工業規格)で定められています。
そして、日本で販売される衣類には、国産・輸入品を問わず、
全てこれら表示しなければならないことが
家庭用品品質表示法により義務付けられています。
ちなみに・・・、この義務を履行していない海外製品は
タグを取り付けるまでは輸入が許可されません!
ちなみにちなみに・・・、海外で生産される衣類でも
タグだけは日本で製造し海外現地工場に提供していたり
することも間々あります。
この洗濯絵表示、実は日本独自のマーク
しかし、今年10月から、
これら日本独自の表示をやめ、
世界ISO標準にのっとったシンボルに統一されたそうです
一例をあげると・・・
(↓画像は花王HPより拝借)
アメリカ、カナダ、EU諸国と同じ表記になりますが、
馴染みがないのでわかりにくいですね~ (下記参照)
アメリカで購入した衣類にはこれらがついているのですが・・・、
取り扱いを気遣うような上等なものではないので、
私はほとんど気にすることはアリマエン(笑)
日本では”ドライ”=ドライクリーニングでしたが、
上記の Drying はあくまで家庭での乾燥の事。
Dry cleaning とは区別されています。
余談ですが、先日アイロンを買い替えました
立って使えるアイロン台も!(正直、邪魔です)
利用するのはもっぱら旦那君ですが・・・(笑)
消費者は慣れるまでしばらく大変ですが、
日本向け商品を製造している各国の輸出者にとっては
ありがたい標準化かもしれませんね!
*-*-*-*-*-*-*-*
かつて通関関係の仕事に携わっていたこともあり、
つい今日はこんなテーマで長々と書いてしまいました・・・
実は、機械やケミカルと同じかそれ以上に、
繊維製品や皮革製品の輸入は厄介なのです!
TPPの行方によっては状況が変わるのかな?
交渉は行き詰っているようですが・・・
*-*-*-*-*-*-*-*
<注>
以下は、
好奇心がある方・暇つぶしがしたい方への
マニアックな内容です・・・
日本におけるあらゆる輸入製品の分類(関税率)は、
基本的には以下の流れで決まります
Ⅰ:実行関税率表から『部』⇒『類』を選択
Ⅱ:当該『類』の税率表から品名(HS code)を洗濯
Ⅲ:輸出国や各種法律により適用される関税率が決定
* HS code = Harmonized System Code
世界共通のコードで、アメリカでも使用されています。
例えば・・・
<Question>
ロシアからヤギの毛で編まれた刺繍付きマフラーを輸入した場合
HS code 及び税率(%)は?
<Answer>
間違っているかもしれないので、記事に記載するのは
控えますネ (^-^;
ランキングに参加しています、
応援クリックを頂けると嬉しいです(^^)
メールやコメントを、いつも有難うございます★
« Balboa Island Ferry を見て思うこと | トップページ | 点灯! »
コメント