旧細菌検査室
明治時代、長崎から始まったコレラの蔓延防止のために
現・横須賀市に「長浦消毒所」が設置されました。
これが横浜検疫所の起源。
長浦消毒所はその後、横浜市金沢区に移転し「横浜海港検疫所」と改名。
北里柴三郎の研究助手であった野口英世が勤務しました。
その場所が「旧細菌検査室」と呼ばれるコチラ👇(復元)
細菌培養室や動物実験室、準備室(≒消毒室)などがあります。
冷蔵庫がなかった当時はこの建物の地下の冷暗所で
医薬品等を保管したとか。
【動物実験室】
【細菌検査室】
【準備室】
【地下冷暗所】
入所早々に野口英世は、横浜港に入港しようとしていた
「亜米利加(アメリカ)丸」の乗員からペスト患者を発見し隔離、
日本へのペスト上陸を水際で食い止めたそうです。
これがその時の新聞記事👇
現在の横浜検疫所も、この建物のすぐ近くにあります。
この場所は、埋め立てにより現在は海からかなり離れていますが、
当時はこのあたりが海岸線だったらしく、
検疫の為に上等船客が使っていた施設「一号停留所」が現在も保存されています。
【一号停留所】(登録有形文化財・一般非公開)
(↑画像は横浜検疫所アーカイブより拝借)
伝染病とか検疫とかウィルスとかが身近な今、
こんなところで社会科見学もいいかもしれません(^^;)
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